この記事では、E-バイクとバッテリーのお手入れについて、必要なすべてのことを説明します。

  1. E-バイクの充電

  2. 自転車の保管・駐車

  3. 寒冷地でのお手入れ

  4. バッテリー残量の低下

  5. ライフサイクルと保証

1. E-バイクの充電

VanMoof S3 & X3s(およびElectrified S2 & X2)には、内蔵バッテリー(容量504W)が搭載されており、充電のために取り外すことができません。近くにコンセントがない場合や、走行距離を伸ばしたい場合は、VanMoof初の取り外し可能充電器 PowerBankをご利用ください。


自転車の充電方法

  1. VanMoofボックスから充電器を取り出し、電源コンセントに差し込みます。

  2. 充電器のもう一方の端を、自転車のトップチューブの下側に接続します。

  3. バッテリーが満タンになると自動的に充電が止まります。

  4. 充電が完了したら自転車のプラグを抜きます。自転車にプラグを刺したまま放置しないでください。


補足情報: バッテリーのフル充電には約4時間かかり、80分間の充電で50%充電することができます。


バッテリーお手入れのコツ

  • バッテリーを空にしないようにしましょう。自転車に最適な充電率は、10%~90%です。

  • 必要のないときには充電しないでください。例えば、バッテリーの残量が50%程度で、長距離走行する予定がない場合には、充電しないでください。

  • VanMoofのバッテリーは、0℃/32°F以下では充電されません。外が寒い場合は、自転車を室内の室温(15~25℃の間)で充電することをおすすめします。

  • 自転車の充電は、屋内の風通しの良い乾燥した場所で行ってください(湿気や極端な温度変化は充電に影響を与えます)。

  • VanMoof PowerBankをお持ちで、あまり頻繁に使用しない場合は、良好な状態を保つために、3ヶ月に1度の充電をお勧めします。


2. 自転車の保管・駐車

バッテリーを良好な状態に保ち、自転車を正常に機能させるために、しばらく使わないときに自転車を正しく保管することが大切です。


長期間自転車を保管する際のポイント

  • 100%充電した状態で、長時間保管しない。

  • 数週間自転車を置いておく場合、40〜60%程度の充電状態にしておくことをおすすめします。

  • 数ヶ月間放置する場合 80%程度の充電状態を維持することをおすすめします。


しばらく保管した後、E-バイクの電源が入らなくなった場合

バッテリーが完全に消耗するのを防ぐために、自転車はしばらく使用しないと出荷モードになります。そのため、通常のように自転車が(自動で)起動しないことがあります。自転車の電源が入らない場合には、次の手順に従ってください。

  1. 充電器を自転車に差し込み、約2時間充電する。

  2. 電源ボタンを2秒間長押しして、クイックリセットで自転車を起動させる。

  3. 自転車の電源を入れる。


自転車がまだ反応しない場合は、こちらから解決方法をご確認ください。


3. 寒冷地でのお手入れ

自転車の屋外駐車

外気温はバッテリーの性能に大きく影響します。バッテリーの走行距離や出力は、氷点下の環境よりも、温暖な気候の方が優れています。寒冷地で自転車を屋外に駐車する場合は、バッテリーが完全に空になっていないことを確認してください。


E-バイクの充電

氷点下の気温でバッテリーを充電すると、バッテリーにダメージを与える可能性がありますので、常温での充電をお勧めします。安全のため、充電器を接続する前に、自転車が室温に戻るまで1時間ほど待ったほうがよいでしょう。バッテリーを損傷から守るため、バッテリーの内部温度が0℃以下になると充電できません。バッテリーが冷えすぎている場合は、充電器を差し込むとディスプレイに「エラー12」と表示されます。


モーターアシスト 

バッテリーの内部温度が-10℃以下になると、バッテリーセル自体が電力を供給できなくなります。つまり、モーターアシストが使えなくなります。もちろん、モーターアシストがなくても自転車に乗ることはできます。


バッテリーの消耗

低温下では、バッテリーの消耗が早くなり、ターボブーストのパワーが若干弱くなったように感じるかもしれません。最初の数分間はパワーアシストのレベルを下げて走行することで、バッテリーが適切に温まるチャンスが得られます。

4. バッテリー残量の低下 

バッテリーの残量が少なくなると、VanMoof S3 & X3の一部の重要な機能のみ作動した状態で、他の機能は停止します。




これは、バッテリーの残量が限界に達したときに起こります。

  • 5%未満: サポートモーターは停止しますが、ライト、ギアシフト、ディスプレイ、サウンドは維持されます。

  • 3%未満: ライトとディスプレイが停止します。電子ギアシフトは2速のみに変速できます。

5. ライフサイクルと保証

VanMoof S3 & X3の内蔵バッテリーは、本来の総容量の70%以下になるまで、800回以上の充電サイクルが可能です。VanMoofの自転車保証は、すべてのオリジナル自転車部品を納品日から3年間保証します。

 

バッテリーの修理が必要な場合はご連連絡ください。VanMoof S3 & X3の内蔵バッテリーは、特に指示がない限り、VanMoofのバイクドクターのみが取り外せます。